スーパーの魚売場で調理の頼み方(写真で解説付)
みなさんは魚を買おうとしたときに、さばき方がわからないので、店員さんに頼みたいと思ったことはありませんか?しかしどうやってお願いすればいいかわからず、買わずに帰った経験もあると思います。
ここではどのように調理を頼めばいいのかを解説していきます。
目次
調理をしてくれる範囲
店員さんに調理をお願いする際に、魚をどういう状態にしてほしいか言わなくてはなりません。
例えばこのような感じです。
「すみませ~ん!この魚のえらと内臓を取ってください」
「すみません!この魚を三枚おろしでお願いします」
頼み方はいろいろあります。下に頼み方のパターンを書いていますので参考にしてみて下さい。
調理法の種類と用途
①頭どり (内臓もとってくれます) とても人気の調理法!!
塩焼き・煮つけにおすすめです。頭と内臓を取っているので、余計なゴミも出ませんから、においが気になる方にはおすすめの調理法です。
②えらと内臓取り (頭はついてきます)
塩焼き・煮つけにおすすめです。煮つけはアジくらいの大きさが適しています。頭をつけるメリットとしては、料理して盛り付けた時に、見た目がいいという点です。見た目は気にせず食べられれば何でもいいというお考えでしたら、上の頭取りの調理法にしてみてください。
③二枚おろし
煮付けにおすすめです。サバくらいの大きさになるとこちらの二枚卸のほうがにつけには適しています。骨がついた状態ですが、煮魚にする際に骨がついているほうが身が丸まるのを防ぎ、身崩れしないといった良い点があります。ほかにも金目鯛や鯛もこの調理法が多いです。
④三枚おろし とても人気の調理法!!
天ぷらやフライにする場合に適している調理法です。骨まで取ってくれますから、家に帰って天ぷら粉やパン粉を付けて揚げるだけで大丈夫です。
⑤三枚おろしの皮引き
お刺身にする場合に適しています。ただしこれは注意点があります。1つは魚は皮を引いてしまうと鮮度がそこから時間とともに落ちていくので、もし自分で皮を引けるのであれば皮を引かないでもらったほうが良いです。
またお刺身にはしてもらえないので、家に帰ってから自分でお刺身で食べるように切らなくてはいけません。
⑥スライス(お刺身用のサクのみ)
これは刺身用のサクに限り無料でお刺身に切ってもらえます。ただし大根のつまや大葉を敷いたお刺身ではなく、あくまでもお刺身で食べられる状態に切ってもらうだけなので、見栄えがいいわけではありません。
しかし家に帰ればそのまま食べることができる状態なのでとても便利です。
⑦天ぷら・フライ用の開き イワシは人気の調理法!!
これはフライにする場合に三枚おろしではなく、開いてもらうパターンです。開いてもらう魚はほとんどがイワシであることが多いです。(写真2枚目がイワシです)。三枚おろしと同様で骨まですべて取ってありますから、家に帰ってそのまま天ぷら粉やパン粉をまぶして揚げるだけですぐ出来るので便利です。
⑧干物開き
干物にする場合に頭をつけたまま開くパターンです。たまに鮮魚のばら売りをしているところに丸魚と一緒に並んでいることがあります。
どういう状態におろしてもらうのかをイメージできない方は、料理する用途を告げれば、その料理に見合った魚の状態にさばいてくれますので、そのようにお願いしても大丈夫です。
①塩焼き用
②煮つけ用
③天ぷら用
④フライ用
⑤刺身用
⑥干物用
「すみませ~ん!アジを煮つけ用にさばいてください~!」
このような感じで店員さんにお願いすれば大丈夫ですよ。最初はちょっと怖いかもしれませんが、ぜひお願いしてみて下さいね。
調理してくれない場合もあります
調理時間は店にもよりますが大体は18時までが多いです。また特売品や値下げ品は調理をしないことを条件に値段を安くしていることもあるので、その場合は大体その魚の近くに『調理お断り』と書いていますから、そのように書いてあったらできません。
調理方法と魚料理をもう少し具体的に知っておきたいという方は、このような本を1冊手元に持っておくだけでも、調理を頼む際に具体的にお願いできるようになるのでおすすめです。
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